あしあとモンチッチーズ

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時の迷路を走り抜けろ!きかんしゃトーマスレビューその2(Series 3 Review Part2)

※本記事に使用している画像の著作権はマテル・エンタテインメントに帰属します。

全く読む必要などない前回までのあらすじ!!

23期のレビューの続きをやろうと思ってたら録画全然残っておらずちんたらしてたらその次の24期の日本放映が終わってしまった!え?これで新作終了?じゃあ俺を焦躁の地へと追いつめるものは何もねえな!とタかヲ括っテたらなんか日本オリジナル映画の製作が決定してしまった!いやYouTube限定コンテンツを吹き替えて再編集したらしいんだけど流石ものづくりの国ニッポンだこん地く縺上@繧?≧縺鯉シ√%縺ョ隱ソ蟄舌〒譛ャ邱ィ謐城??縺励※繧ゅ>縺?s縺?縺懶シ√≠縺」縺輔☆縺後↓縺昴l縺ッ辟。逅?シ溟汳ヲ譛?

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onara.hatenablog.com

 

 

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#59「トーマスとパーシーとりゅう(Thomas, Percy and the Dragon)」

あらすじ:以前の幽霊騒動でトーマスが酷く怯えたことをからかうパーシー。ある夜待避線のポイントが壊れてしまい、立ち往生を食らったパーシーはそこで一晩過ごすことに。その頃トーマスはハット卿に頼まれて催し物の布でできた龍を運んでいた。それを夜中に目撃したパーシーは酷く怯えてしまう。そのことを知ったトーマスはパーシーを元気づけるのであった。

思ったこととか

・冒頭でトーマスの支線であった話(第2シリーズ「ゆうれいきかんしゃ」での出来事)をしておきながら普通に本線の機関庫で寝るトーマスとパーシー。というかトーマスらの支線の機関庫ってもう出てこなくなるよね。原作絵本で顕著になっていた支線と本線の隔たりがなくなって、原作とTVの乖離が始まった瞬間とも考えるべきか。いきなり衒学的なこと言ってんじゃねーぞ。

・機関士のこと「君」っていうのいいよね。前回も言った気がするのは気のせい?

・あれを一発で「龍」って当てるトーマスすごいよね。

・今急に気になった事、何故貨物を前方にするのか。

・パーシーのそばを笑顔で通り過ぎるトーマス。確信犯やろ。

・トーマス、一日中運んでたの??

・銅鑼エンド。

・アンドリュー・ブレナー筆の雑誌用エピを二つ混ぜて作ったお話。一つ目がパーシーが待避線で夜を過ごすことになるというお話(おそらく最後のオチはここから?)、二つ目がパーシーと竜のお話(なんと原典では中国の龍ではなく西洋的な竜でした)。雑誌出典系のお話は、今回なら怖がるパーシーという風に似通った二つのお話を混ぜるのが鉄板ですが、混ぜたせいで却ってオチが若干雑になってるお話が多いような気がします。どっちかにせい!感がすごい。

 

 

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#60「ディーゼルがかえってきた(Diesel Does it Again)」

あらすじ:港で働くパーシーとダックはその忙しさにへとへとしていた。ハット卿は助っ人を連れてくると約束するが、やってきたのはかつて問題を起こし追放されたあのディーゼルだった。彼の乱暴なやり方のせいで港は却って大混乱してしまう。

思ったこととか

・港で働くパーシーとダック。前あっちで働いていたと思ったら今度はこっちで働いているみたいに、だんだん職場が固定されなくなってきました。ある意味時系列に拘らない常に番外的立ち位置の雑誌版エピソードが原作だからってことなんでしょうが、これが後々のシリーズのベースになって来るから興味深いよね。

ストライキに至るまでがはえーよ!!特に前半ディーゼル特に悪いことしてないんだよなあ…。後半厄介者になるけど。前回の様に猫被ったってこと?

・みんな玩具で再現したであろう貨車の海ボチャシーン。バルストロードのアレと同じくらい再現したよね!え?してない?

…意外と言うことないんだよね、この回

・原作はこれまた雑誌用の描き下ろしの二作を一作にまとめた感じなんですが、今回のは元々前後編のものだったようで、あまりごちゃついた感じはしない。却ってそれがいう事のなさに繋がっているんですが。因みにディーゼルは雑誌版だとこれ以降も普通にソドー島に居着くようになります。ディーゼルがかえってくれない。

 

 

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#61「ヘンリーのもり(Henry's Forest)」

あらすじ:かつてトビーやトレバー達といっしょに森に苗木を植えたヘンリー。以降その森がお気に入りだったが、大きな嵐によって森の木々が沢山なぎ倒されてしまう。落ち込むヘンリーだったが、再びトビーたちの尽力により森は再生するのであった。

思ったこととか

・原作者・オードリー牧師が滅茶苦茶キレたとされる回。ようこそ、間違った線路へ。

・後年のナイーブなヘンリーに繋がる一作。牧師はそこが解釈違いでキレてたそうですが、後年のテレビ側はそれを押し通したのであったとさ。ディフォルメの効いたキャラクター設定を求めていたということか。

・最初に語られるトビーと一緒に苗木を植えた思い出が本編の展開とそう大差なさすぎて、寧ろその回想録ってことでもよくない?ってずっと思ってる。繰り返す意味は何だろうなあ。

・思った以上に木々が近え!!

・久しぶりの悲しみのヘンリーのBGM。なんか悲愴感アップ。

・待機とも捉え難い製材工場のトーマスとトビー。様子見に来ただけな感じがすごい。冒頭の時間空いたからヘンリーが森へ寄り道する(ここも確か牧師批判ポイント)ってのもそうだけど、機関車っていうかすごい人っぽい。

・この回は台詞も心に染みる感じのが多いし、BGMは始終優しい感じので統一してるわでなんか第3シリーズの中でも滅茶苦茶雰囲気が異質なんですよね。今まで描かれてきた操車場の喧騒から遠く離れたそれは、まさに絵本の世界のようではありませんか。汽車の"えほん"だよっ!!!!!

・もとになった雑誌版エピソードはヘンリーが森の木々を心配する話、そしてトビーが嵐の後の森へ苗木を運ぶ話の二本。前者ではこの話と同じくヘンリーがベテランの古い機関車であることが強調されている為、もしかしたら森の好きなナイーブなヘンリーというのは未来の姿と考えるのが案外妥当かもしれません。

 

 

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#62「どろんこゴードン(The Trouble with Mud)」

あらすじ:身だしなみをまったく気にしないゴードンは、ハット卿にその不潔さを咎められ急行を引くことを禁じられてしまう。代わりに急行を引くことになったのはジェームスだったが、彼は落ち葉のせいで坂を登れなくなり立ち往生してしまう。そこへ助けに来たのはゴードンであった。活躍を誉められ、ゴードンは再び急行の任へと着けるようになる。

思ったこととか

・お久しぶりに雑誌版からではなくオードリー牧師原作回! 本来の時系列では第1シリーズ「みぞにはまるゴードン」とその次の「あなにおちたトーマス」の間に挟まるお話なのですが、今回は普通にそれら二つとは独立したエピソードとしてアレンジ。というかこれこそなんか別のエピソード混ぜてるだろ。本来原作では落ち葉の要素しかなかったし。

・恰好を気にしないうえ、何故か滅茶苦茶卑屈気味なゴードン。泥だらけの理由も含めて本当になんで? …やっぱみぞにはまったから? 漢らしいと言えばそうなのかもしれないけど、今まで尊重してきた威厳とは全くベクトルが違う様な…なんかに影響された?

・ゴードンの様なでかいやつに貨車の入れ替えをさせるのは逆に大変なような…。

・さりげない食堂車。

・出た!ゴードンの丘の謎アーチ!

・この頃のゴードンって確かな貫禄があるんだよね。いや今もあるんだけど貫禄というかそれは高慢さだよ…みたいな描かれ方してるので、ほんとこんな年長者めいたゴードンはもうこの頃しかありえないんですよ。というか第3シリーズだけか? いやこの回だけなのか? 真のゴードン像を検証するため、全シリーズ走り切る必要が出てきてしまったのであった。

・なんだこのなにもかも投げたようなオチよ。

 

 

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#63「いたずらはだめだよ、ジェームス(No Joke for James)」

あらすじ:威張るゴードンに腹を立てたジェームスは、周囲をだましゴードンの仕事を奪ってしまう。しかしハット卿にばれて叱られた彼は心を入れ替え、いつもの仕事に尽力を尽くすようになる。仕事を終えたころに、列車に乗り遅れたという男が現れ、ジェームスは彼を駅まで送ってあげることに。するとそのお客さんは大変えらいお方であることが判明しジェームスはハット卿の信頼を取り戻すのであった。

思ったこととか

・字数が多すぎて縦長になってしまったサブタイトルが特徴的。また変なとこに注目して…!

・横揺れするカメラ。

・前回といい、トーマスまじでいい奴として描かれております。

・今回も雑誌版エピソード二本を一本にまとめた回ですが、実はこれも元々が前後編になっていた二本。同じ前後編からできた「ディーゼルがかえってきた」より比較的構成がきれいです。やっぱ失敗→挽回のパターンが一番中身つけやすいよね。

・近年のジェームスは性格が悪いと言われていますが、それに対し今回のいたずらには全くヘイトがないのでこの違いはなんだろうなあと考えると、やはり挽回パートがあるからでしょうか。やっぱ「失敗までの物語」を丁寧に書くせいで厭な部分も強調されるからなんでしょうか。今回の様な「失敗して、それからの物語」って感じの…要するに反省主体のは割と後年少なかった気がします。あったとして第20シリーズ「ふくれっつらのジェームス」とか?

・吹き替え版の機関士やハット卿が少し控えめな声でジェームスって呼びかける感じ、好き。この瞬間では上司部下じゃないんですよね。親と子なんですよね。

 

 

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#64「おくれたゆうびんしゃ(Thomas, Percy and the Post Train)」

あらすじ:夜行の郵便列車を引くトーマスとパーシー。しかし度重なるダイヤの乱れにより遅延が生じ、鉄道の郵便業務には苦情が発生してしまう。鉄道からヘリでの輸送への移り変わりを危惧するトーマス達だったが、それで助かる人もいること、ヘリが飛べない日もあることが分かり、彼らは安堵に至る。

思ったこととか

・今度は夜勤についてるトーマスとパーシー。以降のシリーズでパーシーが夜行の郵便列車を選任することのきっかけの一つですね。あとは第3シリーズ「ぼうけんいっぱいのクリスマス」と第4シリーズ「ゆうびんやとバン」か。

・因みに原作シリーズ「汽車のえほん」でも郵便列車という概念は登場しますが(「ゆうびんやとバン」)、荒れは普通に昼配達で郵便は夜のものという固定観念めいたものは完全にこの回が由来…なのかなあ。まあ理に適ってると言えば適ってるんじゃないっ?!

・この夜のシーンの心躍る感じすごくいいよね。シチュエーション描写がすごくいい。

・よく遅れるなヘンリー。この遅刻のせいでパーシーたちに苦情は入るし、ハロルドは心無いし、誰も理解してくれないしで結構可哀そうな話だなあと昔思ってました。今になってみるとこのチクチクした環境描写がいいなあと思ったり。原作のち密な設定はかき消されていくけど、それでもリアルな鉄道アニメをしようという気概を感じる一作。

・出た、森本レオの死んだようなシリーズ。

・偉いお客さんを運べたのは業務外のことなので特に郵便列車の持ち上げにはつながらなくない?夜行の列車運行って素晴らしいよねって話にはなるけど。うーん。

 

 

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#65「しんじられるきかんしゃ(Trust Thomas)」

あらすじ:バーティーは機関車が道路工事の備品を運んでくれないことに不満を募らせていた。一方仕事量が増え不平をこぼすジェームス。そこでゴードンは彼に仮病を提案する。ジェームスの代わりに貨車の仕事を引き受けるトーマスだったが、ジェームスから乱暴なにされた貨車たちが八つ当たりしたことで、彼は脱線してしまう。

思ったこととか

・オードリー牧師原作のサー・ハンデルのエピソード(第4シリーズ「サー・ハンデルのけびょう」)をトーマス達に改編したお話。まさか次のシーズンで高山鉄道もテレビ化できるとは思ってなかったんだよ!!

・因みに「サー・ハンデルのけびょう」の原作「ピーター・サムとラスティー(原作14巻1話)」はただの事故イベント回でしかないため、これ一本で映像化するとなると尺的にも内容的にもアレンジ必須。脚本とか構成の腕がすごい問われるような気がします。知らんけど。

・さっきから脚本からのトーマスのいい子アピールすごいな…!

・「ジェームスじゃなくてトーマスに仕返ししてやろう!機関車なんてどれも同じさ!」

・事故現場どういう場所よ。トロッコとかを橋渡しする場所なのかな。普通に橋掛けた方が良くない?

・バーティーの筋あんまり解決してないし、落としどころもよくわからなくて普通の日常って感じの回。たまにあるオチぶん投げたサザエさんみたいな。どういう例え?

1/11追記:どうやら原作14巻「ピーター・サムとラスティー」に加えて雑誌版からトーマスが道路工事がどうなったか探るエピソードを足しているそうです。道路工事探る奴だけでも、話広げたら普通に面白そうではある。

 

 

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#___「全体的な感想(Overall Comment)」

 あらすじ書きづらい話が多いわ!

 早くも原作絵本からのストックが尽き、当時連載されていたテレビシリーズの番外編的な雑誌用エピソードからの出典が増えた第3シリーズ。今回ご紹介したものはそういった雑誌用エピソード映像化の宝庫。原作絵本からの出典もありましたが、どれも大幅なアレンジが加えられており、雑誌用エピと大差ありません。

 そこにはナイーブなヘンリー、やたらいい子ちゃんアピールの施されたトーマス、郵便列車を引くパーシー…などなど原作にはないんだけど以降のシリーズでベーシックとなっていく性格描写が早くも垣間見えてきており、大変興味深く感じます。第2シリーズで出揃いつつあった勤務場所等の細かい原作設定などは早くも葬り去られ、性格以外遵守されていない趣さえあります。原作者没後、性格変動の激しい印象のあるテレビ番組と化した「きかんしゃトーマス」ですが、この第3シリーズを見る限り作者没する以前からその軸が完成しつつあったという事でしょうか。なんかやだ

 この雑誌版エピソードはほぼアンドリュー・ブレナーが執筆したもの(クレジット等ではもちろんノンクレジット)なんですが、アレンジされているとはいえブレナーが後年のテレビ独自シリーズの基盤となる世界観を作り、原作「汽車のえほん」から乖離させたトリガーマンという見方もできなくはないし、そんなブレナーが第17シリーズで公のテレビ版ライターとして凱旋し少しでも原作「汽車のえほん」の世界観に引き戻そうとしたって考えるとかなり胸がアツくなりませんか?長ったらしい一文で何言ってやがんだおめえ

 

 ブレナーに思い馳せたところで今回はこの辺で。分量の都合でしゃべれなかった2話のエピソードを1話にまとめるメリット云々は次回にでもしゃべれたらいいかなあ。ということでまたお会いしましょう。そういえばもうすぐこのブログは開設10周年だ!じゃねばい!