あしあとモンチッチーズ

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時の迷路を走り抜けろ!きかんしゃトーマスレビューその1(Series 3 Review Part1)

※本記事に使用している画像の著作権はマテル・エンタテインメントに帰属します。

全く読む必要などない前回までのあらすじ!!

23期のレビューの続きをやろうと思ってたら録画全然残ってなかった!こうなったら再放送までの場つなぎでしばらく違うシリーズのレビューをするか先に24期のレビューをするしかねえ!!

 

ということで92年放映の第3シリーズのレビューをします。

(続きを読むで本文)

一応前回。

onara.hatenablog.com

 

 

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#53「パーシーのマフラー(A Scarf for Percy)」

あらすじ:ある冬の日、パーシーはあまりの寒さに暖かいマフラーを欲しがる。その昼、駅では駅員がハット卿のお客の荷物を台車に乗せて運んでいた。台車がちょうど線路を横切るとき、そこにパーシーが音を立てずに現れたため、二台は驚く間もなく衝突してしまう。お客の荷物の中身をぶちまけてしまい怒られるパーシー。その煙突には卸したてのズボンがマフラーのようにかかっていた。

思ったこととか

・初回から冬エピソードだとクリスマスエピソードで終わった前シリーズから地続きみたいに感じれてなんかうれしいよね。次の回夏エピですが。

・原作第6巻「みどりの機関車ヘンリー」の映像化されていなかった残り1話。ほかは第1シリーズで映像化済み。ここからしばらく第1、2シリーズで映像化された原作巻からあぶれてしまったお話が続きますが、第2シリーズの時点で映像化用に新刊要求するくらいならそこで消化させればよかったのでは…という感じもします。今回のマフラーのお話は第1シリーズからあぶれたものですが、このお話に限って考えると一度使用した巻はもう使わないようにしていたとかなのかしら。

・魚釣りへのあこがれといい、マフラーへのあこがれといい、この後のヨットレースといいここまで来ると切実に人間になりたいと願う機関車もいるんじゃなかろうか…と考えてみましたが私も常日頃猫に羨望の眼を向けてたりするので特筆することのない感情なのかもしれません。来世は猫になりたーい。

・因みに日本語版ではマフラーと言っておりますが英版ではスカーフ(scarf)。襟にまくものは向こうではみなスカーフで通用するそうですが、防寒用を指してマフラーといっても通じるみたいです。

・ズボンでかっ!

・機関車界隈では短いとちゃんとしてない煙突なのだろうか…。機能面で有名な機関車のほとんどは煙突が短い気がしますが。

・客車にいたずらするっていうセリフの中でしか現れないパーシーの習慣。スポット外の日常的を感じれて好いですね。

・ジェームス煽るためにしか出ねえな!!

・中島千里の舌っ足らずな声さいっこ~~~~!

 

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#54「パーシーとこうずい(Percy's Promise)」

あらすじ:忙しいトーマスに代わって日曜学校の子供たちを家まで送ることを約束したパーシー。しかし嵐がやってきて、線路が水没してしまう。パーシーは約束を果たすべく、ハロルドたちの助けを借りながらも嵐の中を懸命に走りぬいたのであった。パーシーすごい!

思ったこととか

・3期特有の夏休み感すき~~~~~~!

・さて、今回のお話も先ほどと同様、前シリーズからあぶれてしまった回なのですが、先ほどのマフラー回は原作第6巻の余ったスペースを埋めるような(※個人の印象です)お話だったのに対し、この洪水回は原作第11巻「ちびっこ機関車パーシー」の〆に位置する回なんですね。原作第11巻はその題の通りパーシーに関するお話を集めた巻で、オムニバス色は強いものの、パーシーの失敗譚(TV第2シリーズ「パーシーとしんごう」)を第1章に、そして今回の活躍譚が先の失敗を拭うように締めに持って来る構成らしい構成がとられているんですね。それを同じ第2シリーズ中に完結させなかったのはなんでかなあ、と思うわけですよ。第2シリーズ時は水中走行が技術的に厳しかったんだろうか。

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いや原作はTV版ほど水没してないから難しい話ではないような…。

・2回も続いてしまうのでやや尺伸ばし感のある忠告シーン。というか本来前回に位置する筈のハロルド初登場エピソードがTV版ではだいぶ前になっていますからね。1回目の忠告シーンはハロルドの紹介も兼ねてだったんだろうか。2回目の忠告をするエドワードのは流石に尺埋めの要素が強いんでしょうが。

・因みにプロペラも回して飛ぶようになりました。

・なんでか今回はアニー、クララベルだけでなくブレーキ車も付属。原作ではアニクラだけだったのですが、さすがに人格の明記されているキャラクターから床板を剥ぐのは気が引けたんでしょうか。

・毛布をかぶったパーシーが聖母的な印象があって好きです。

 

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#55「ほめられなかったジェームス(Time for Trouble)」

あらすじ:休みをもらったゴードンに代わり、急行を引くことになり得意げなジェームス。一方トビーは修理工場まで行くことになるが、事情を知らない信号手に急かされ水が補給できず立ち往生してしまう。仕方なくジェームスが急行を引きながらトビーを押していくが、駅の子供たちからは先頭のトビーが彼を助けたんだと勘違いをされてしまうのであった。

思ったこととか

・三度前作からあぶれたお話。この回はなんで飛ばされたんでしょうね。

・やっぱ今になってみるとトビーが一番キャラ変わったなあとしみじみ思います。この時の独自の雰囲気醸し出した感じがすごい好きなのです。

・このカランコロンとするSEいいよね。

・このヒューマンエラー譚が一番クラシックトーマス見ている感じを起させる気がします。

・パーシーの出番は原作にないのですが、トビー停止の事情を走って駅まで伝えたというよりは違和感なくていいアニオリだなあと思いました。アニオリって言葉がここまで似合わないアニメ「きかんしゃトーマス」。

・ナレーターの「修理工場のある駅」で初めて気づいたのですが、原作の該当場面における挿絵だとちゃんと後ろに高山鉄道が写っていて二冊前に出てきた"クロバンズ・ゲートの先にある修理工場"を再び示唆させていたんですね。今まで気が付いてなかった細かなポイントに目からうろこ。

・後でもう一度利用されるブルドッグオチ。この話の味噌は今回ジェームス特に悪いことしてねえ!っていう。

 

 

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#56「ゴードンとゆうめいなきかんしゃ(Gordon and the Famous Visitor)」

あらすじ:ソドー島に速さで有名な機関車セレブリティーがやってくる。皆彼を羨望の眼で見るが、ゴードンだけ「ドームのない機関車など信用ならない」と彼を気に入らなかった。寧ろ彼に負けじと猛スピードで走るゴードンだったが、あまりのスピードと強風でドームが吹っ飛んでしまう。仲間たちはゴードンを見て「信用ならない機関車」とからかった。

思ったこととか

・気取りがない・ドームがない以前に顔がないセレブリティー。今も昔も思うのはこの世界観でその対処はアリなのか?ということ。性格描写までしたってのに。因みに今回はセレブリティーを見物しに島民が集まっている感じですが、原作ではイギリス本土の民がセレブリティーに乗ってダックたちを見物しに来てるという逆構図。まあこっちからしたら顔のある機関車は珍しいし、ソドー島民からすれば顔のない機関車は珍しいし…。

・思えばゴードンがライバル心を燃やす最初のお話。今でこそスペンサーやスコッツマンなど色々ライバルが登場しましたが、相変わらず子供じみた喧嘩をしていたり変な方向へ暴走したりとやっぱセレブリティーには今でも敵いそうにねえなあとほっこり思いました。というかスペンサーやスコッツマンの様子からしてダックの「彼は世界一の機関車だよ」というセレブリティーへの評価は強ち間違いではなかったんだなあと。勿論

・ところでこんな大勢の機関車が機関庫に待機してて大丈夫なんだろうか。セレブリティーのせいで仕事があってもこれじゃ出られないし。この中にいないヘンリーとゴードンがめちゃくちゃ頑張っている?

・これ今回のためだけにゴードンのドームを外れるようにしたんだろうか。

・「ドームがない」という特徴を連呼するのであれば、ちょっとそこのアップみたいな分かりやすい画が欲しかったなあと昔から思ったり。

 

 

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#57「ドナルドのあひる(Donald's Duck)」

あらすじ:支線を任されてはしゃぐダック。その加速する自慢話にうんざりしたドナルドは彼をあひるの様だと揶揄する。それを聞いたダックの機関士たちはドナルドに仕返しとして彼のタンクにあひるを仕込む。まんまとやられたドナルドは周りにからかわれながらもあひると楽しい一日を過ごす。その次の日ダックの足元にはあひるの卵が―まるで彼が産み落としたみたいに―仕込まれていた。ダックは笑って負けを認める。

思ったこととか

・あぶれたエピソードを一通り消化し終えたので、TV版はとうとう当時未知の領域であった原作23巻以降に手を出し始めたのでありましたとさ。原作ファンのみんなお待たせ!でもこの話が終わったらシリーズ後半になるまで原作エピは消化しないよ!覚悟しとけ!ただ私は原作をランダムに消化していくスタイルのトーマスをリアルタイムでそう認識しながら味わったことがないので、なんかこんなメモを残すことが不思議な感覚だったり。

・あっさり支線を貰ってしまったダック。第3シリーズはどの話も単独で完結できるようになってるから楽しみやすいよね!

・うれしい気持ちを「休みの日みたい」って言い表すの最高すぎる。それはそうと機関車の休みの日って大抵走り回るから機関士は休みじゃないんだよねっていう良くない気づきをしてしまった。

・支線開通工事じゃなかったんだと今更気づく。

・機関士にため口、いいよね…。

・今見るとそんな仕込み方してアヒル死んだりとかしないだろうなと不安になる。それはそうとこの機関士たちの優しさと動物の自由奔放さが良い~~~~~!アットホーム機関車コメディ~~~~~~いや、コメディではないな。

・なんだかんだでダックに知恵比べで勝ったドナルドってすごいな。

・そういう並外れた知恵ものである点と、今回のようにダグラスとは別個で主役エピソードが設けられたりとか、同じ双子でも常にセットのビルベンとは明確な差異がこのドナルドダグラスには用意されていたのでCG版ではもっとその点を友好的に活用してほしかったなあと思います。なんだか近年のシリーズをこき下ろすためにクラシックシリーズをレビューしてるみたいじゃないか!違うんだ!

 

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#58「トーマスとバーティーのてだすけ(Thomas Gets Bumped)」

あらすじ:スクールバスが故障したため、バーティーと連携して子供たちを送り届けるトーマス。しかし彼はそのせいで大幅に遅れてしまい、リストラを危惧する。その後支線の工事により旅客業はしばらくバーティーに代わられてしまい、トーマスはいよいよかと観念する。しかしお客は皆バーティーと同時にトーマスを必要としており、ハット卿は2人が連携しやすいよう時刻表を調整してくれたのだった。

思ったこととか

・原作エピソードの残りは後半までお預けで今回からしばらく未来のヘッドライター、アンドリュー・ブレナー筆の雑誌版エピソードを2つくっつけたお話が続きます。一本目はトーマス回。シンプルながら中々素敵なお話です。どうもオチはTVオリジナルっぽい。

・序盤はほんっっとにトーマスの支線での日常みたいなお話。子供たちのヒーローとして描かれるトーマスが好きです。後半は首の危機に恐れる話。原作を引き延ばしていた前回までとは打って変わってのテンポ感!

・個人的にトーマス主役回でベストって何ですか?って聞かれるとこれ挙げてしまうかもしれない。それくらい好きっていうか単純にこれのテレビえほんが思い出の品だからなのです。よくできた話であろうと思いで補正の前には無力なのだ。この回印象薄いとこもあって特に補正かけるとこないんですが。老けてからじわじわ良さが染み渡ってきた感じです。

・ところでこの貨物駅ってこのお話くらいでしか出てない感じがします。結構絵になるスポットなんで惜しいなあという気も。

 

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#__「全体的な感想(Overall Comment)」

1,2シリーズから6年くらいの時を経てとうとう始動した第3シリーズ。前期ではひっ迫した原作ストックだったが、6年経っても特に増えなかったので今期もひっ迫状態だぜ、オーマイガッ!ということで今期から雑誌版エピソードも映像化していくことに。「今期から」と言いましたが確か雑誌版の映像化は今期しかなさそうです。雑誌版も使いづらくなったのかなあ。

雑誌版のエピソードを評価するにはまだ話数が足りないので今回は保留にしておきましょう。代わって原作エピの話をすると本来の時系列から乖離しているという事もあってかまあ補完描写だのアニオリだのが多いわけですが、そこに意識してみると意外と丁寧なことに気づいたり。なんか今までは全体的に雑な印象があったんですがそんなこともなかった。あと補完描写によって機関車たちの日常が伺える場面が増えたのが結構いい味出してるなあと。TVスタッフもキャラクターに対する造詣が深まったということなんでしょうか。本来いいことなんですが解釈が違ったみたいで原作者・オードリー牧師にはだいぶこき下ろされてました。監修として参加する文化はこの時期イギリスにはまだなかったのか?ベクトルはさておきスタッフがキャラクターへの理解を深めているというのはいいことなんじゃないかと思います。こうやって原作とTVオリジナル(もとい雑誌版)を半々でやってくくらいが丁度世界観をいい塩梅で維持できたんじゃなかろうかと考えてみたり。

 

ということで代打企画いかがだったでしょうか。23期レビュー自体は再放送が始まれば再開したいと思っております。いつかなあ。

ということで次回、3期レビューその2でお会いしましょう。あ、あきらめてるーっ!!!