「ずるーっとすーべりおちていったんです。わーかるでしょ」
ドナルドとダグラス(Donald and Douglas)
Data
種類:テンダー式蒸気機関車 カラーリング:黒→青(原作版のみ)
説明
北国スコットランドからやってきた双子の蒸気機関車。姿かたちもそっくりなのでネームプレートとナンバーで判別。北国の生まれなので雪に慣れている。スコットランド訛り(原作日本語訳版では間延びした感じ、TV日本語吹き替え版では~ですわ、~かいな等を語尾につけた独特な敬語)でしゃべる。スマートなボディが特徴。
経歴
ふっちょの局長が経営する北西部鉄道(North Western Railway)は忙しくなり、大きな機関車たちは貨物を引くのを嫌がる。そこで局長はスコットランドから貨物専用の車両を1台雇う。ところがどっこい。
「2台来たと言ったのかね、機関車監督官。それなら、1台をすぐに返したまえ。」
「かしこまりました。ですが、どちらを?」
「機関車にはナンバープレートがついているだろう。我々が買ったのは、57646号だ。そうでない方を返したまえ。」
「おっしゃる通りですが、局長。困ったことに、2台ともそっくり同じで、両方ともナンバープレートがついていないんです。途中でなくしたと言っています。」
「そんな馬鹿な。ようし、すぐにはっきりさせよう。」
双子の名前はドナルとダギー。なんで愛称で答えたのかはさておき、困ったことにナンバープレートをなくした後に二人で勝手につけた名前なので向こうの人達にも分からないという。しかしどっちかがサボってここへ足を運んでいる。どっちを送り返すかを考えるために局長は2台にしばらく時間を与えることにした。
なんと彼らスクラップにされるのを恐れて逃げて来たのである。
当時、ディーゼル機関車が世に登場したばかり(キャラ紹介21意地悪なディーゼル参照)であり、スコットランドにもその近代化の波が襲ってきた。双子はこのままここにいるとスクラップにされるかもしれないのである。そこで双子の片方の57646号(本編では語られないが、実はこっちがドナルドらしい)がソドー島のふとっちょの局長に買われたのをいい機会に離れ離れになるのを嫌がった双子は、もう片方の57647号(ダグラスのことである)と共に、ナンバープレートを捨ててやって来たのだったとさ。
新しい番号をもらったドナルド(9番)とダグラス(10番)は、炭水車にしか印が無いのをいいことに失敗をごまかしたり、信号所と意地悪なブレーキ車を壊したりするも、大雪の日にヘンリーの列車を助けて大活躍する。それでも送り返される双子がかわいそうになったパーシーはみんなに代表に仕立て上げられ、局長と話し合うことに。
勿体ぶるのもめんどくさいのでさっというと2台とも…
機関車たちが一斉に歓声を上げ、汽笛を鳴らしたので、あとの言葉は聞こえませんでした。
▲除雪作業をする2台。CG版でこの編成の復活を期待とか言ってたらしてた。
▲青くなった2台。ついでに2台ともディーゼルが大嫌いだったがボコやくまのことは気に入ってる
エピソード
・原作15巻2話に「はんにんはどっち?」という話がある(炭水車にしか印が無いのをいいことに、失敗をごまかす話)が、映像版制作時に「子供には分かりにくい」と判断され撮影中断。今でも多くのスチールが残ってる。(TV第2シーズン裏話)
・たまに故郷を懐かしく思う彼ら。そういうときは同じスコットランド出身のカレン卿がオーナーの「ロッホ城」に行けば里帰りした気分になるらしい(TV第7シーズン11話)。
管理人コメント
2台とも送り返す!(大嘘)
声優
日本CV:-ドナルド-佐藤祐暉(第2-7シーズン) 津久井教生(第11-12シーズン)
-ダグラス-遠藤武(第2-7シーズン) 津久井教生(第11-12シーズン)
英米CV:-ドナルド-ジョー・ミルズ(長編11作目) ロブ・ラックストロウ(第20シーズン-)
-ダグラス-ジョー・ミルズ(長編11作目-)
関連商品

ラーニングカーブ きかんしゃトーマス 木製レール ドナルド 99009
- 出版社/メーカー: RC2
- 発売日: 2009/07/25
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
次回予告
化粧!