あしあとモンチッチーズ

なんかいろいろ好き勝手書いてます

キャラ紹介46デューク

 

 

—— 凍り付くような風が吹き抜ける、ある冬の夜。機関車たちはなかなか眠れなかった。

ねえ、みんなで何かお話でもしない?

いいねえ、ちょっとこわいお話がいいよ。

でも、ハッピーエンドじゃなきゃ嫌だなあ。

んじゃあ僕が、機関士から聞いた話をしよう。

みんなが耳を傾けた——

 

「閣下に申し訳ないことだ」

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デューク(Duke)

 色:茶色 車種:サドルタンク式蒸気機関車(後ろの炭水車の様な物は石炭しか積まない。原作では後で外される) 車体番号:1→8

説明

古い古い機関車。名前は4代目ソドー公爵閣下(The Duke)から付けられ、それを誇りに思っていた(決してどこぞの登山機関車と違いうぬぼれたりはしない)。勇敢で賢く、時に若者をからかって遊ぶ。行儀にうるさく仲間からは「おじいちゃんポッポ(英語版ではGranpuff。おじいちゃんを意味するgrandpaと蒸気音のpuffがかけてありますね。だからどーだこーだ言うわけではない。TV版での訳はガミガミじいさん)」とからかわれている。でもみんなデュークが大好き。デュークだってみんなが好き。

経歴

レックスたち働くちんまり鉄道がある場所はずうーっと昔、狭軌鉄道が引かれていた。1880年オープンの中央ソドー鉄道という。そこで一番の古株がデュークだった。何台もの機関車が入っては去っていったがデューク(ともう1台)はずっと残っていた。1920年代ごろにスチュアートファルコンという機関車が鉄道にやってくる。3台(+1)は長い間仲良く暮らしていた。何年も、何年も、幸せに…。

ところがどっこい、車庫から移した水汲みポンプのエンジンがぶっ壊れて鉱山が浸水し封鎖。それに伴い鉄道も1947年1月に閉鎖。スチュアートとファルコンはアルミ工場に買われたが古いデュークを誰も欲しがらなかった。止むを得ず残ったデュークは車庫に置き去りに。誰も彼の世話はできない。デュークは長い眠りについた…。

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——なんだよ、トーマスぅ。それじゃハッピーエンドにならないよぉ。

まあね。でもまだ続きがあるんだよ。そのお話は、また今度ね…——

 

(以上は2016.10.14執筆分、以下は2016.10.15執筆分です)

 

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長い時が過ぎて、中央ソドー鉄道だった場所の半分はちんまり鉄道となる。ところ変わってこうざん鉄道のピーター・サムサー・ハンデルはよく顔を合わせては昔のことを思い出す。自分たちがスチュアートとファルコンという名前だったこととか機関車が一台発電機になったこととか、そして忘れもしないデュークのこととか。

今の仲間のスカーロイとレニアスが100歳になった記念の式にデュークが来るという噂をピーターは聞く。もうサムまで打つのめんどくさいんです。しかしダックはデュークはスクラップになったと言い出す。ピーターはひどくげんなり。しかしデュークは来た!公爵閣下の方が。ガーンだな。ダックの言うデュークは大西部鉄道の機関車。ピーターのデュークは中央ソドーの旧友。実際来たのは5代目ソドー公爵(The Duke。ついでにソドー島では伯爵(Earl)と同等の爵位らしい。一つ賢くなったね)。うーん、ややこしい。

ついでにこの勘違いエピソードは20巻。ピーターの言うデュークが詳細に語られるのは25巻。20巻でピーターが明らか人間のデュークに「生きておられるのですか」と尋ねてる。やっぱ後付け設てうわなにをするやめ

勘違いからピーターとハンデルのデュークに興味を持ち出す仲間たち。その話は5代目ソドー公爵閣下(以下こちらを公爵と表記)とちんまり鉄道の重役と以前ちんまり鉄道を訪問してずぶぬれになった某牧師とその友人の耳にも入る。ちんまり重役とその機関車の協力も得てデューク捜索の旅が始まった。

何日もして、藤岡弘…じゃないレヴランド探検隊はついに見つけた!

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「あっ!『眠れる森の美女』……いや、『機関車』だ!」

「失礼ですが、あなたは、どなたですか?」※

「入口がわからなかったので、仕方がなかったんだよ」

※日本の原作旧版及びTV版では屋根からの侵入をデュークがバンダル人/野蛮人(the Vandals)と疑うセリフなのだが新装版ではこのような丁寧な言い草になっている。バンダルまずかったのかな。おかげで次のセリフとかみ合ってないです。それでも何故新装版のセリフを書き出したかというと、これしか手元にないからである。今度図書館行くから勘弁してね

探検隊は公爵が来る頃にはデュークを綺麗にし、彼をトラックでこうざん鉄道まで送ることに。多くの人たちが歓声を上げて彼を迎えた。地元の人間はみんな彼のことを覚えていたのであった。

「あっ、デュークだ!いけない、しーっ!」

ピーター・サムとサー・ハンデルが、デュークを見つけました。眠っていたデュークが目を開けて言いました。

「目が覚めてしまったじゃないか。わしが若いころには……」

「『年上の機関車の前では、黙っていたものだ』でしょ?おじいちゃんポッポ、僕たちのこと、覚えていますか?」

「ああ、ファルコンとスチュアートという、役立たずだな」

「さすがはおじいちゃんポッポ!また会えてうれしいです。今度こそ面倒を見てあげられますよ」

「わしの面倒を見るだと?生意気をいうんじゃない!」

そう言ったデュークの目は嬉しそうでした。日の光を浴びて笑ったのは、本当に久しぶりのことでした。

 

筆者コメント

最後急に引用まみれになったのはアレです。いい感じの締めが思いつかなかったんです。あと途中でいつもの「なのだだった口調」が気持ち悪くなりました。次から「やんすでげすげす口調」で行きたいと思いますでげす。

声優

日本版:佐藤正治(第4シーズン)

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——これで、このお話はぜーんぶおしまい。どう、おもしろかった?

うん、ちょっと20巻の勘違いエピのとこながいよね。

新作の速報消すんなら最初から書くなし。

ちょっと詰め込みすぎじゃね?

特になんで一回下書き同然の状態で出したし。

それからまもなく、みんなも眠りについた…。

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次回予告

鼻持ちならないやつだよー